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執筆者の写真江川誠一

パラレルワーカーな日々①

(本ブログはアスリックニュース2022年5月号からの転載である。)


パラレルワーカーという言葉をご存知だろうか?

複数の職業を並行してこなす労働形態のことを指し、近年、個人事業主(フリーランス)の中でも徐々に増えつつある。

仕事に対する価値観の変化、雇用形態の多様化、リモートワークの普及等が、この動きを後押ししているようだ。


1年半ほど前から、私はまさにこのパラレルな働き方を実践している。

悩みと楽しみもまたパラレルに進行するなど、実に刺激的な毎日である。


私は、任期制教員として10年間勤務した福井県立大学を、2020年9月に雇い止めとなった。

それと前後して、能動的に就活を行なってきたが、未だ常勤雇用が叶わずにいる。


ありがたいことに、仕事の機会は多くいただいている。

受動的に流れに身を任せた結果、帰せずして4業種、7つの肩書きを現在名乗ることができる。



1業種目は観光地域づくり団体。

(一社)DMOさかい観光局 専務理事を、昨年11月に拝命した。

東尋坊や丸岡城を有する福井県坂井市の観光振興を担っている。

週に2日ほど、東尋坊にある事務所に勤務している。


2業種目は公立の教育機関。

福井大学、福井県立大学、福井県立坂井高等学校で非常勤講師をさせていただいている。

観光学に関して、その概論から観光マーケティング論、観光まちづくり論等の各論までを教えている。

福井大学は2年前からだが、県立大学は昨年9月、坂井高校は今年4月からである。

現在、週に5コマを担当している。


3業種目は民間の教育機関。

(一社)BEAU 理事として、全国の高校生を対象にオンラインによる地域密着型探求学習プログラムを提供する会社の経営に参加している。

若い起業家や大学生とともに、新しい教育モデルを模索中である。


4業種目はまちづくり団体。

(特非)まちづくりカレッジSakai 顧問としてまちづくり人材の育成に励むとともに、(一社)アーバンデザインセンター坂井 副センター長として空き家再生等にも関与している。


読者の方々や他の執筆者にも、パラレルワーカーがいらっしゃると思う。

次号以降、”パラレル”をキーワードに筆を進めていく予定だ。

若干、自分語りに過ぎる内容になるかもしれないが、どうかご容赦いただきたい。

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